北川精機株式会社

CFRTP連続繊維積層板の成形装置

技術分類:
[ 中間素材 ] [ 成形 ]
取扱商品:
[ 装置・設備 ]
キーワード:
[ UD ] [ スタンパブルシート ] [ プレス装置 ] [ 熱可塑性 ] [ 連続繊維 ]

提案技術のポイント

 CFRTPの連続繊維プリプレグシートを積層し、プレス装置によって加熱・加圧して一体化した、CFRTP連続繊維積層板の成形法及び成形装置。精巧な金型を使用せずに真空平板プレス装置と独自の治具構成によって、高品質なCFRTP連続繊維積層シートを成形する。
 UDプリプレグテープを任意の積層構成(角度・枚数)で高速積層できる自動積層機(開発中)と、大型・多段のプレス装置を組み合わせて、高性能なCFRTP積層板を大量生産できる技術と装置を実現する。  

効果

コストダウン
大判サイズ対応

従来技術

CFRTPの連続繊維プリプレグシートを積層して、規定厚の積層シートを成形する際、空隙率の少ない良質な積層体を成形するために通常加熱・加圧成形を行うが、 従来の技術では、

 ・オートクレーブ
  高額なランニングコスト,消費副資材が必要

 ・金型+プレス装置
  精巧な金型が必要、特に大判サイズになると
  金型も高額で、重量も非常に大きくなる
  1枚づつの成形で生産性が低い

 またプリプレグテープの自動積層機において、UDテープを高い自由度で積層出来る装置は、積層板1枚当たりの積層時間が長く、大量生産には適していない。

新技術

精巧な金型を使用せずに、簡素な治具構成(特許出願中)と自社開発の平板熱板のプレス装置によってワーク形状を維持したまま加熱・加圧することができ、低コストで空隙率の少ない良質なCFRTPの積層体を成形することが出来る。
 簡素な冶具構成のため、サイズや形状の変更に柔軟に対応できる。 また、清掃・メンテナンスの手間も金型に比べ大幅に軽減できる。
 真空(減圧)下での成形により、空隙率の低減、樹脂の酸化劣化の抑制が可能。

上記プレス成形技術による大型・多段プレス装置と、UDプリプレグテープを任意の積層構成(角度・枚数)で高速積層できる自動積層機(開発中)を組み合わせて、高性能なCFRTP積層板を大量生産できる技術と装置を実現する。

技術の展開・連携

開発進度 試作・実験段階 (2020年3月完了予定 進捗状況80%)
知的財産権 有り
共同研究者(役割) 広島県立総合技術研究所
 (西部工業技術センター)
活用例 自動車部品他  軽量化部材
技術課題・制約 CFRTPプリプレグシートの入手性が悪い
必要な連携先 繊維・樹脂材料メーカー
スタンパブルシートの生産を検討している素材メーカー
自動車及び自動車部品メーカー
技術のWEBサイトhttp://www.kitagawaseiki.co.jp

シーズの問合せ先

部署・担当者市場開発課・竹井宏行
住所〒726-0002 広島県 府中市鵜飼町800-8
連絡先 TEL: 0847-40-1200(代表)

企業・機関概要

所在地〒726-0002 広島県府中市鵜飼町800-8
連絡先 TEL: 0847-40-1200 FAX: 0847-40-120
資本金・従業員数等13億3,501万円・120
生産品目油圧プレス装置,搬送機械,その他各種機械装置
主要取引先プリント基板関連メーカー,自動車部品メーカー
海外拠点上海
認証取得ISO14001
企業・機関のWEBサイトhttp://www.kitagawaseiki.co.jp

更新日:2019年7月29日